妖怪だらけの飼育部×天然美少女

「行こうか」
「はい」

私のお供として終はいつも着いて来てくれる。
とにかく,亥の刻十時まであと……五時間もある。
何気に長ぇな。
百鬼夜行の時間帯がそん位から始まるはず。
それと今日は族の方でも集まりが無い。
他の皆は暴れてんだろうけどさ。
あ〜妖を見てたら殺してやりたくなる。

憎らしい妖を殺すのが私の役目。
財閥の裏の顔の責任を持つのも私の役目。
ある事件の後,父親に
『妖が見えるようになった』
と言うと,あまり驚かずに対応してくれた。
実は父親も見えていたという事をその時に聞いて,納得していた。
中沢家は昔も今も『青』という有名な妖殺しなのだ。
だからこそ,今の自分があるのかもしれない。
裏の顔である組も私が引っ張って行く事は最近決まった事であり,今も少々てこずっている。
妖刀は村正もあるし,童子切安綱も持っている。
一応私は剣術は習っていたし,剣道で全国のトップなのだ。
表はニコニコしてて刀剣○舞の三日○宗近に似ていると言われた事がある。
裏では新選組の鬼の副長,土方歳三みたいだと言われた事があるけどな!!

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