妖怪だらけの飼育部×天然美少女
奈央side
梅雨の時期なのに快晴とも言える炎天下の中,生徒は全員居た。
「…………暑い」
「おいおい……へばんなよ?」
「……でも,暑いよ〜〜」
「お前なぁ…レディーストップ2なんだからよ,もっとシャキッとしなよ」「ぶー奈央は暑くなさそうだね〜〜」
「当たり前でしょ,お前とは違うんだから」
私達の会話じゃ分からないと思うから,説明するね。
炎天下の中に生徒全員が居るのは今日は体育祭だから。
だから,私の家で仕事しているはずの終が来てるし姉と兄も来ている。
父さんは今日,会議があるらしく来れないらしい。
まぁ仕方ないよ,ボスなんだもん。
「次何があるっけ?」
「えっと……2年と3年で借り物競争だって」「ふーん,真琴はさ」
「んー?」
「喧嘩,強いよね」
「奈央の方が強いけどね〜」
「……当たり前じゃん」
「てか,借り物競争の後,リレーじゃん」
「面倒だなぁ……」
「うちら,早いもんね〜w」
「はぁ……じゃあ並ぶ?」
「まだ,良いでしょ」
「だよね」