妖怪だらけの飼育部×天然美少女

放送委員のナレーションが終わり,借り物競争が始まった。
ぼーっとして見てたら勇斗先輩が来た。

「奈央ちゃん!一緒に走って!!」
「……分かりました」

勇斗先輩の所へ行くと全力疾走する。

「あ,ゴールした」

何ともないように言う。

「やったー!」

でも,黄色い歓声がよく響くよね。

「勇斗」
「あ!雅兄!!」
「お久しぶりです」
「うん,久しぶり」

にこにこと笑う。

「あ!お嬢様!!」
「終!どうだった?」

終が何故かここに来た。

「凄く速かったですよ!」
「ありがとう!終!!」
「いえ,俺はこの位しか出来ませんので」
「兄さんと姉さんは?」
「観客席にいます」
「……終は何故ここに?」
「お嬢様の出番が次なのでここに来ました!」
「……はぁ,終さ何回言えば良いのよ?」
「はっ!そうでした!!すみません」
「いや,良いよ」
「では,観客席に戻ってますね」
「ん,じゃーね」

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