妖怪だらけの飼育部×天然美少女
そう言った後、玖狼先輩は勇斗先輩を連れて1年の場所から離れた。
それにしても、飼育部って何だろう…?
兎とかを動物を育てているのかな…。
先輩達で動物を育てている所を想像してみる。
うーん…あのクールそうな玖狼先輩が動物と戯れている所なんて想像出来ないなぁ…。
で、でも、少し会っただけでそう思うのは失礼だよね…。
「次の障害物競争が終わったらお昼だよー!」
「真琴、今日さ優姉達も一緒だけど食べる?」
「うんっ!久し振りに優里さんと優樹さんと一緒にお昼食べたーい!」
「…本当に優姉と優樹兄の事、好きだね」
優姉と優樹兄とは、私の姉と兄の事だ。
2人は二卵性の双子で私よりも顔が整っていて、まさに美男美女と言っても過言ではない。
2人は中沢財閥の社長…つまり私達の父親の右腕とも言われている程、実力も知識も認められている。
そんな姉さん達に憧れて付いて行く人達はかなり多い。
私もその内の1人だったりする。
まぁ末っ子の私に対しては甘いような気がするけどね…。
ぼーっとしていたら障害物競争が終わっていた。
真琴に呼ばれて、優姉たちの元に行って昼食を摂る。
閉会式までただぼーっとしていた。