妖怪だらけの飼育部×天然美少女
直樹side
選抜リレーに出た後、自分の席に戻り休んでいると雅也が来た。
「直樹!勇斗知らないか?」
「あ?…知らないけど居ないのか?」
「そうなんだよ…はぁ…ったくどこに行ったんだろ…」
「…俺もこの後、見回りついでに探してみる」
「あぁ、頼むよ…」
ため息を漏らしながら、再び勇斗探しに行く雅也の背中を見送る。
さて…俺も勇斗を探しに行くとするか。
勇斗の気配を頼りに探す。
1年の場所に行くと勇斗の姿が見えた。
勇斗は1年の女子と話していて、女子を困らせていた。
「おい、勇斗」
そう声をかけると、勇斗は振り向いて俺の姿を見て驚いた後すぐに笑顔に戻った。
「あ、見つかっちった☆」
「雅也が呼んでたぞ、あと、一年を困らすな」
「え~?困らせてなんかないよ~!」