妖怪だらけの飼育部×天然美少女
『分かりました。それでは』
ピッ
私の事を優先するのは良いんだけど,仕事を優先してほしいかな,少なくとも私は。
「終さんと話してたの?」
「うん,良いってさ」
「じゃあ早く帰っちゃおうよ」
「そうだね」
私は苦笑しながら走り私の家へ向かったのだった。
「ただいまー」
「お邪魔しまーす!」
「「「「お帰りなさいませお嬢様,真琴様」」」」
「お荷物をお持ちします」
「あ,はい。ありがとうございます」
真琴も流石に驚いたらしい。
吃驚して顔が引きつってるよ。
「やっぱり凄いね,奈央の家」
「うん,吃驚した?」
「うん,すっごく」
「ごめんね」
そうやって謝ると真琴は微笑んだ。
真琴は微笑むとお嬢様って感じが出て私と住む世界が違うって感覚にされてしまう。
私もお嬢様だけど,なんか…また別のお嬢様って感じになる。
「お嬢様,あまりご無理をなさらないようにして下さい」
「うん,ありがとう」
私は終にそう言うと部屋に戻った。
「んーっ!やっとゆっくり出来る〜」