クーデレ彼氏とその彼女





「…あー、食った。
ご馳走様、美味しかった」


『お粗末様』


食べ終わった食器を重ねる


「皿洗いは後ね
次は俺とくっつく時間」


『…もう。また寝ちゃうよ』

「それはそれで」

『だめです』



一緒に、ソファに座る


「ちよ、手、繋ぎたい」

『…ん』


左手を差し出す


「おぉ…あんなに拒否してたのに」


『う、うるさいなぁ
りおくんだってわかったから、
多少は…そりゃ…』


「ついでにキスしたいんだけど」


『それはまだちょっと』


「…つれない」


『普通だと思うよ』


< 196 / 254 >

この作品をシェア

pagetop