クーデレ彼氏とその彼女
「いてっ…、ちよっ
痛い痛い、ごめんて」
腕を掴まれ、
そこでようやく攻撃の手を弱める
『…すいませんねぇチビで』
「何言ってんの、
チビだからいいんでしょ
大きすぎるってのも
それはそれでなかなか…」
眼鏡の奥の目を細めながら
品定めのようにじろじろと
私の全身を見まくる
『…え、やめてください』
「酷い」
『じろじろ見すぎ』
「風呂上りの女の子って
…なんか良いね
首に垂れた水滴舐めたい」
『…りおくんさ…
かっこいいのに、なんか、
もったいないよね』
「男はこんなもんだよ」