クーデレ彼氏とその彼女




「いやー布団がね
1つしかないからね
これは仕方ないっすわー
あっすわー仕方ないすわー」



わくわくした感じで
ベッドに座っている彼



…あからさますぎるでしょう



『りおくんがソファで
寝てくれるって手も
あるんじゃない?』


にっこりと微笑みながら
言うと、

目の前の端正な顔が
顔面蒼白になっていった




「…ちょっと外行ってくる」


『冗談だってば!』


本気で出て行きそうな彼の
腕を掴み引き留める


< 211 / 254 >

この作品をシェア

pagetop