ホストNo.1男子と甘い同居生活。
「…はは。じゃあさ、何でキミホストなんてやってんの?
意味あんの?
あぁ。何だ。大好きな母親のため?」
「…何でそう思うの?」
「だって、俺の母親もお前と同じだからね」
「は…?」
「知らないんだ?俺等、一応同じ母親ってコト」
「…嘘なんだろ」
「俺だって、嘘がよかったよ。全く。
血が繋がった人が、ホストやってるとかさぁ」
「俺がホストをやっているのは、母親のためなんかじゃない。
だからほっといて」
すると、アイツは面白そうに笑った。
「なぁーんだ。反抗期か。
まぁいいさ。お前なんか大嫌いだから、関係ない。
だけど1番大事なモノを取られる痛みは、
知らないんだろ?」
その言葉の意味が、一瞬で分かった。