ホストNo.1男子と甘い同居生活。
目を開くと、いつもの天井が見える。
(やけに生々しい夢…。とにかく土曜日に会いに行こう)
隣を見ると、窪野さんが眠っていた。
藍の姿はない。
(もう帰っちゃったのかな…)
「…あゆみ…」
窪野さんが小さく呟いた。
「ん?」
「起きたのか?」
「うん。おはよ」
「ったく…、藍とはもう寝んなよ」
「えぇー?」
「…嫉妬する」
「分かった…」
窪野さんの表情が少しだけ、曇っている。