ホストNo.1男子と甘い同居生活。
「…ふぅ、ここの弁当屋。美味しいんだよ」
「へぇ…」
見れば色んな種類がある。
どれも美味しそうだ。
「じゃあ、これで」
「お、親子丼?じゃあ俺はカツ弁当で」
お金をスムーズに出して、すぐにこっちに来てくれた。
電車に乗ると、指定席なんて用意されている。
「指定席、空いててよかった。んじゃ、こっから結構時間かかるし。
お弁当食べようか」
「はい…、あの1つ聞いてもいいですか?」
「ん?」
箸を差し出してくれたのを受け取り、お弁当を見つめた。
電車が少しずつ動き出す。
「今日、ホストの仕事じゃないんですか?」
「あぁ、俺は夜だけなんだ。いつもは学校行ってる。
藍とは違うんだよね。んで、今日は学校創立記念日で休み」
「そうなんですか、よかった」
「暇だったしさ、こっちもありがたいよ」
そういって、微笑んでくれた。