ホストNo.1男子と甘い同居生活。
それから1週間後。
旅行前日となった。
鞄に身支度を済ませようとしていると、家のチャイムが鳴った。
「はーい?」
そらが扉を開けると、藍がいた。
「明日の荷物何か聞きに来た」
普段着の藍はやっぱり、カッコいいと思う。
普通に学校でモテそうだし。
「あゆみ、昨日ぶり。今日学校どうだった?」
「楽しかったよ。でも安定剤を昼に飲んでから、午後の授業寝ちゃった」
「あー…。よく学校サボるヤツがする行動だろ?」
そらは藍をリビングに呼んだ。
家の扉を閉めると、私は鍵をかけておいた。
「お。偉いじゃん」
「鍵かけさせるのは、よく覚えさせたからね」