ホストNo.1男子と甘い同居生活。



それから1週間後。

旅行前日となった。


鞄に身支度を済ませようとしていると、家のチャイムが鳴った。


「はーい?」

そらが扉を開けると、藍がいた。


「明日の荷物何か聞きに来た」

普段着の藍はやっぱり、カッコいいと思う。

普通に学校でモテそうだし。


「あゆみ、昨日ぶり。今日学校どうだった?」

「楽しかったよ。でも安定剤を昼に飲んでから、午後の授業寝ちゃった」


「あー…。よく学校サボるヤツがする行動だろ?」

そらは藍をリビングに呼んだ。


家の扉を閉めると、私は鍵をかけておいた。


「お。偉いじゃん」


「鍵かけさせるのは、よく覚えさせたからね」

< 192 / 330 >

この作品をシェア

pagetop