ホストNo.1男子と甘い同居生活。
そらが将来の夢を語るのは、結構珍しい。
それに嬉しそうだ。
鏡の奥で、そらの笑顔が見える。
「私、最近街中で聞く音楽が好き」
「あ。今有名な…」
そらは鼻歌で説明しようと頑張った。
その自信のある歌声に、私は目を瞑って聞いていた。
「ほら。出来たよ」
「わぁ」
みつあみで後ろに2つで縛ってある。
それにピン止めで後ろが崩れなくなっていて、
髪も少し巻いてあった。
「凄い…」
「最近、マネキンで練習していなかったから綺麗に出来てよかった」
「ありがと」