ホストNo.1男子と甘い同居生活。
『次は、京都方面~…』
「お。ここで降りる…って!大地達のとこは全員寝てるし!」
「楽しくなかったのかな…」
私が苦笑すると、そらも同意だったみたい。
皆を急いで起こして出発。
「ふぁ~…。よく寝た」
「大地はよく寝るね…。学校でもそんなんだから、呼び出しが多いのよ」
「夕美は逆におしゃべりすぎ。そっちの奴ら、全員大人しいのに…」
「別にいいの!」
相変わらず、夕美と大地のやり取りは面白い。
微笑ましく見ていると、藍が私の腕を掴んだ。
「ほら。俺は腹が減った。行くぞ」
「藍は遠出初めてだっけ」
「おう。お前もだろ?」
「うん」
皆は私達の後ろを歩く。勿論そらは私の隣。藍とそらに挟まれて歩くと、本当にナイトに守れている気分…。