ホストNo.1男子と甘い同居生活。



「ここだよ」


雅が示したところは、大きなビル。

さっきの建物よりも遥かに大きい。


「あれ、でもさ何で桃乃のマネージャーがここに?」

藍が疑問そうに聞くと、

「今度の撮影が京都だからね。下見に来ていたんだよ」

「そうなの、雅は凄いんだから」


桃乃が得意げな顔で微笑んでいた。



「へぇ…、蓮。お前影どんどん薄くなってんぞ」

「…え?」

「あ、本当だ。うちもかも」


春と蓮、そういえばずっと静かだったな。



「…お腹空いて力尽きかけてる」


蓮が言うと雅は面白そうに笑っていた。


「じゃあ行き着けの店に行くかい?この場所から3分ほどで着くよ」


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