ホストNo.1男子と甘い同居生活。
医者の顔をじっと見つめた。
この命を簡単になんて、投げ捨てたくない。
「赤ちゃんを産みたいのね?」
「はい」
「貴方がもし、途中で死が訪れたとしても?
その子供のせいで、死期が近づいたとしても?」
「何としてでも産みたいんです」
「……私が医者を続けて、まだ新米なのよ。
でも貴方のような患者は初めてよ…」
「…はい。すみません」
「相手の人は?ちゃんと、結婚を予定してるの?」
「はい。しています」
「花伊さんはまだ、高校生よ?」
「関係ないんです。命が宿ったらもう、私には高校生も何もないんです」