ホストNo.1男子と甘い同居生活。
その時頬に涙が零れた。
「…産みたいんです。どうしても……」
「分かったわ」
医者がそういうと、私の手を握り締めた。
「私は、雅 香奈枝」
「え…??」
「私の弟は、モデルのマネージャー」
「郁春さんですか?」
「えぇ。知ってるのね。だったら話は早いわ。
貴方が体調を崩したら、この病院へ来なさい。
入院もここでするから」
「…でも私が住んでいるのは、程遠い所なんです」
「あら?そうなの。じゃあ郁春にでも頼んで迎えに来てもらって頂戴。
それか、私でも行くから。
貴方のような患者、とても興味があるわ」