ホストNo.1男子と甘い同居生活。



病院から出て、また帰り道を歩く。


途中お腹が空いた。



「そらがすんげぇ心配してる。

俺は大丈夫って言っても聞かないし…」



「じゃあさ、早く戻ろ。それでご飯食べたい」


そらを見上げると、快晴だった。

後何回この風景が見えるんだろうか。



「そうだな」


「ご飯早く食べたいな」

「お前は食い物のことばっかだな…」



嬉しそうにする私を横に、藍はため息を零した。



「…赤ん坊。どんなんだろうな」


私の余命を気にせず、笑ってくれた。


< 247 / 330 >

この作品をシェア

pagetop