ホストNo.1男子と甘い同居生活。
「本当は死にたくなんかないんだよ…」
涙が頬を流れ落ちていく。
怖かったのは、病気を知る前からだった。
「…そらを1人にさせるんじゃないかって。
それは昔から思っていた。
だけどいざってなると、やっぱ実感ない…」
「泣くなよ…言ったろ?俺は泣かれたら対処法がわかんねぇって…」
藍がそっと涙を指で拭った。
ただ頬に風が当たって、沈黙が続く。
だけど藍がすぐに口を開いた。
「難しいんだな…全部が」
「だね…」