ホストNo.1男子と甘い同居生活。


ソファに座ると、荷物を出した。

スマホも取り出した。

白色にピンクのウサ耳がついた、カバーを着せてある。

(これって、お人形みたいに着せ替えできるんだ…)

お土産も冷蔵庫に入れて、

「ふぁ…、眠い。お風呂洗っとこうかな」

使っていい感じの洗剤を見つけた。
お風呂はとても綺麗で、掃除するとこはなかったが一応した。

(1人暮らしなのに…、家の中は凄い綺麗…)

ひと段落ついたときは、もう11時を過ぎていた。

お風呂も入ったし、夜ご飯は窪野さんと向こうで食べたからお腹いっぱい。

(夜1人ぼっちなんて、初めてかも…)

お兄ちゃん、何してるかな。
古臭い顔してご飯食べてるかな。

大学に通えたかな。
ううん、それはないな…。

藍が行っているホストとかいう店で、
精一杯働いているんだ。

…何だかんだ言って、私重荷だったかも。

また瞼が重くなっていく。

(藍が帰ってくるのは明け方だもんね…、でも人の布団に入るのも…)

ソファに座って眠ることにした。

一日を思い出しながら、ゆっくりと眠りについた。

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