ホストNo.1男子と甘い同居生活。
思い出せば、兄が全てだった。
「よし、掃除終了!!
本当にありがとう、ほら。これあげる」
「ありがとうございますっ、もう汚くしないで下さいよ」
苺ミルクのジュースを受け取る。
「俺もそろそろ、仕事行ってくる」
「はい、じゃあこれを藍に渡してください」
「ん?」
「先ほど、家で作っておいたんです。お菓子なんですけど、藍が喜ぶかなと思って」
「へぇ、喜ぶんじゃない??それじゃあ」
「はい」
私も家の中に入ると、掃除を開始。
といっても、掃除機をかけるだけだった。
「…今日も藍は、遅いんだよね。
1人ってこんなにも…」
家の中が広く感じるんだ。
「…」
まだ、6時を過ぎたばっかり。
料理を作ろうと、テレビをつけると藍が映っていた。
「あ、藍だ」