私達の永遠~それから
『再婚でもしたんじゃないんですか!?』

「してませんよ」

『嘘を言ってもわかるんですよ!

ええ!そっちに知り合いもいるんです!
○○○のどこですか?!』

威嚇する。

馬鹿じゃないのか、何故そんな事を言われなきゃならないのか。
しかも言わなきゃいけないのか。

「○○ですよ」

(もうやばいか?)

『○○のどこですか?!』

(ヒロちゃんの親だから我慢してるけど、ほんとにこの人馬鹿じゃないの?)

「それ以上は……。

私も子供もそっとしておいて欲しいので言えません」

『調べますからね!』

「別に困るような事はありませんが、静かに暮らしていたいんです!」

『子供はどうしてるんですか!?』

「元気ですよ。
ヒロさん(実際には君づけ)とそっくりです」

『そっくり……。
勉強はどんなですか!?』

「一時期色々あって休んだりしましたが、今は登校して勉強もすぐに理解しました。

理数が得意で走るのは遅いですね」

『ああ……、そう』





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