私達の永遠~それから
でも……。
人は良くも悪くも変わるのだ。

歩み寄り。

タクヤは休みの半分を私とケイの元で過ごすようになった。

初めは努力、やがて自分の意志で。

やがて忙しいのと、他に理由もあってタクヤは二年近く帰省しなかった。

それをタクヤが強調したので、私は、

「ふ〜ん。私なんかこっちに来て8年だけど一回しか帰れてない。お金もないし。」

『距離が違うから金も違うよ。俺なんてそんなに金かからねぇし!』

「そう言う問題じゃないんじゃない?
男だったら自分が近いっても数万かかるんだから、金ないないって言いながら何回も帰るなら、5回に1回位は私達にも会いたい人間はいるんだから帰らせなさいよ!」

『そんな金ねぇよ!』



そんなやりとりが続いた。

恨み事の言い合いとでも言おうか。

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