私達の永遠~それから
福祉を受けていると、親や兄弟や子供が危篤や死んだ時だけ、バス代のみが出る。

タクヤがボーナスは支払いで消えたから、サラ金から借りてプラスして帰してやると言う。

ユウに電話してみた。

「帰省したいんだけど、彼女にしばらく下宿に帰ってて貰ってよ」

ユウは、

『いいけど、彼女も卒業だから下宿引き払って春からは一緒に暮らすからチャンスは今しかないよ。
だって春からは彼女もここしか居場所ないもん』


費用を計算した。
食費、光熱費、移動費等で10万弱は財布に用意したい所だ。

ケイの財布貯金も借りて行く準備にかかった。

部屋の中で暮らしているから服がない。
ユウの部屋では自炊。
ユウもユウだけ別なんて可哀相だし、栄養失調らしいから一緒に食べさせたい。

私は病気の為に色々制限しているので、専用の物がたくさんいった。
暖房もエアコンでないといけない。
布団から必要だった。

手配してはユウの部屋に送った。


まえもって知り合いにも少し知らせた。
約束して果たせないといけないから少しだけ。

母は頑なで、言っていい言葉といけない言葉のコントロールができない。

ケイを傷つけるかも知れないし、私のパニック発作が再発していたので母が何かやらかした時それが心配だった。

他県で医療を受けるにも制約がかなりあるのだ。

また滞在が長引いても制約に引っ掛かる。
不安は多かったが今しかない。
そう思った。
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