私達の永遠~それから
君のこと
もう殆ど考えずに
済むと感じていたの
君のお母さんが
あまりに意地悪で
お父さんも
悪魔みたいに冷たかった

だから余計
忘れたいと思ったのか
現実が辛かったのか
守ってくれる人に
悪いから
考えちゃいけないと
そう思ったのか

本当にもう平気だと
そう思っていたのに
ふいに思い出の嵐に
飲み込まれて私は
溺れてしまった

簡単じゃない
やっぱり
単純じゃない

誰かの為に
思いを消せるなら
初めから
手を繋がなかった

二人別々に生きながら
こうして抱えて
苦しんだり悲しんだり
愛しい時間程鮮明で
胸を貫かれて過ごしてる

また夏が来たね
あの部屋の写真を
偶然見たから
余計に離れられない
強い思いが
二人を縛っているから




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