私達の永遠~それから
東京駅直前で腹痛にみまわれた。
しかも下痢。
時間もないし、階段は苦しいのに、トイレは階段下でかなり焦った。

なんとかトイレも行け、おにぎりを買い、後5分もあるから大丈夫だとタクヤが言う。

この性格の違い。
私はたった5分しかないと必死だった。

バス乗り場に着き、車椅子を預け、手荷物は全て私の世話に必要だったので持って入り、二階後部座席に三人並んで座った。

殆どすぐ発車。
ケイは朝まで大喜び。
タクヤは消灯後早々と寝た。

私は不自由な思いをしながら、バスが止まる度階下のトイレに通った。

シートにずれ込むので足が不自由なのと、暖房が死ぬ程暑くて苦しかった。

今後バスで帰る自信はないと思った位だ。
でも飛行機で帰るなら1回帰るのになんやかんやで20万位かかる。
無理だ。次は誰かの葬式かも知れない。

窓際で爆睡しているタクヤと席を代わって貰い、仕切りのカーテンの中でこっそり半袖Tシャツワンピ一枚になって、バスのガラス窓のカーテンを少し持ち上げると、涼しい風が来て少し眠れた。

結局休みもろくに取れないのに、週末を利用して無理して二日ついて来てくれるタクヤに私は感謝した。


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