私達の永遠~それから
その次の日ユウとユウの同棲中の彼女と、私達三人で食事をする予定だった。

あいにくまた雨。
荷物が多すぎてユウ達に取りに来て貰い食事。

なんでか決まらず、フードコートで好き勝手なものをオーダーし、男達がセルフで取りに動く度に彼女と会話した。

「反対されてるらしいけどどうするつもりですか?」

『正月実家にユウ君を連れて帰りましたが、親と仲良くやってたから大丈夫です』

(ユウ君……?
連れて帰った?

連れて帰った?)

ユウへの愛情ゆえに表現に引っ掛かりながら、男共が帰るとまた沈黙し、いなくなると大事な所だけ話した。

「ユウと結婚するつもりですか?でもユウは正社員を嫌がって、パートだから経済力がないのに生活はどうするんですか?」

そこで彼女は、

『私も働くし、結婚や子供は三年位してお金が貯まってからします。
それまでにユウ君が正社員の道がないようなら転職して貰うし』

(あら、意外としっかりしてるじゃないの)

「でも子供はそれでもケイみたいに何故か授かる事もあるから、その時は可哀相だし、体も心配だから、親に助けて貰ってでも生んだ方がいいよ」

「それと、私は子供の荷物にならないよう先で死ぬつもりでいたけど、彼も今はいるし、先で彼がいなくても私の事は福祉がみるから心配しないでと言われてるから大丈夫です」

『はい』

(ん?そこ、はいって言う所かな?)


彼女は昨年卒業できなかったので23才だけど、やはり私のように同じその年で苦労して、一人で子育てしてたのと学生では違うんだろう。




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