私達の永遠~それから
結局私が喘息発作を起こしたと会社に連絡し、ユウは遅刻する事にした。
実際はパニック障害の発作なのだけれど。
精神疾患は言い辛いのだろう。
あんなに母にもユウにも私やケイを怒鳴らないでと頼んでおいたのに、けしてやらないでと言った罵声を来るなり浴びせられた。
発作を起こしたらやっかいだからと。
また、必ず発作を起こすからと。
ケイに対してもけしてそんな事はしないでと頼んでおいたのに。
やっと元気を取り戻したケイが、兄に疎まれ、大好きなおばあちゃんに来るなり責められ、罵倒され、傷つきショックで涙を流している。
私は守るように抱き、背中を撫でて、大丈夫だから、無理しなくていいからと、自分がパニック発作のさなかなのにケイを落ち着かせようと必死だった。
『そんなんだったらいらない。
気をつかうのはごめんだ』
母はなじり続ける。
「着いたばかりだし、ひとまず座ってから出掛けるんでいいじゃない」
『あつかましい!めんどくさい!』
「ケイ一人じゃ行けないから、私も行ける近所にして」
『私はお城に行きたいんだ!
行かないなら帰る!』
ケイは興奮して泣き続ける。
(黙ってよ、お母さん、ケイを傷つけないで!追い詰めないでやって!)
ユウがとどまらなければ、私は刺すかどうかはともかく、母を黙らせる為刃物を母に向けたかも知れない。
実際はパニック障害の発作なのだけれど。
精神疾患は言い辛いのだろう。
あんなに母にもユウにも私やケイを怒鳴らないでと頼んでおいたのに、けしてやらないでと言った罵声を来るなり浴びせられた。
発作を起こしたらやっかいだからと。
また、必ず発作を起こすからと。
ケイに対してもけしてそんな事はしないでと頼んでおいたのに。
やっと元気を取り戻したケイが、兄に疎まれ、大好きなおばあちゃんに来るなり責められ、罵倒され、傷つきショックで涙を流している。
私は守るように抱き、背中を撫でて、大丈夫だから、無理しなくていいからと、自分がパニック発作のさなかなのにケイを落ち着かせようと必死だった。
『そんなんだったらいらない。
気をつかうのはごめんだ』
母はなじり続ける。
「着いたばかりだし、ひとまず座ってから出掛けるんでいいじゃない」
『あつかましい!めんどくさい!』
「ケイ一人じゃ行けないから、私も行ける近所にして」
『私はお城に行きたいんだ!
行かないなら帰る!』
ケイは興奮して泣き続ける。
(黙ってよ、お母さん、ケイを傷つけないで!追い詰めないでやって!)
ユウがとどまらなければ、私は刺すかどうかはともかく、母を黙らせる為刃物を母に向けたかも知れない。