私達の永遠~それから
しかしその後も問題は軒並みに勃発した。

ユウにすごまれ、隠れて泣いていた私に、ユウの彼女が話し掛けたが無視されたと勘違いしたのだ。


『そんな人じゃないよ』

ユウが言ったが彼女の耳には届いていなかったようだ。

翌日誤解はとけたようだ。

料理は毎回私がガスコンロを使った。
普段は座って調理と洗い物をしてるからすごく大変だった。

でもそんな思いをして作っても、ユウは箸をつけない。

どうして?
前はあんなに喜んでくれたじゃない。

彼女彼女とユウが言う度に、彼女が何だか憎くなりそうになる。

ユウの為に命まで切り売りした私にあんまりじゃない。

もう私に故郷はない。
ユウもいない。

そう思って泣いてばかり過ごした。

大金はたいてきたのに、楽しめなくてごめんタクヤ。

そう心で謝りながら泣いた。

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