私達の永遠~それから
続いて、今年から親しくしているネットの女友達にも不意で悪かったけど電話をした。

一度会おうと言いながら、私の色々な事情で果たせてないから、話がしておきたかった。

声も聞いておきたかった。

私はね。PCの向こうや携帯の向こうにいる文字じゃなく、こうして生身で生きてるんだよと、伝えたかったから。

私がいなくなっても、友達だったこと、友達と思ってくれた事を少しでいい覚えていて欲しかった。


彼女は少し緊張していたが、快く話をしてくれた。

またねと言って切った。

笑って明るい私も嘘じゃない。
強い私も嘘じゃない。

でもいろんな事を考えて、病気の事を誰にも言えずにいる所を、ヒロの再婚や子供を作った事まで知って、普通でいられる事がおかしい位だった。

笑って電話を切った後に、また泣いた。

周りにわからないよう涙を拭っていた。


色々な事が辛く、途方にもくれた。

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