私達の永遠~それから
生理が不規則になって、飛んでいた。

母は卵巣を一つ摘出した為に33才で閉経したから、有り得る話だ。

どうしてもっと早くにお互いに向き合わなかったのか。

婚約破棄の打撃と、ケイの不登校に必死でいるうち、悪戯に年月が過ぎたが元には戻せない。


タクヤの部屋に行った時、話を切り出した。

「本当に子供欲しい?」

『二人の子供がいたら可愛いかなと思う』

「じゃあ約束して欲しい事があるの。

これからはチャンスがもう少ない。

後で後悔するのは嫌だから、これから生理が完全になくなるまでは避妊はやめて。」

『わかった』

「それから……」

私の声が詰まった。

声と体の震えを隠し私は言葉を続けた。


「もし、それで私との間に子供に恵まれなかったら、ケイが18になるまで私といたら、私はもうその先は子供達の重荷にならないように死ぬつもりだから、タクヤは私を忘れて赤ちゃんのできる誰かと幸せになって」


私の目から涙が一つ二つと落ちた。

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