私達の永遠~それから
タクヤは言った。

『オレは二人の子供だからいたら可愛いかなと思っただけで、子供が欲しいってワケじゃない。

キミがいないと意味がないし、子供とキミとどっちをとるかと言うとキミなんだ』


「だって私はそうはいかない。
幸せを奪うわけにはいかないから」

タクヤが抱き締めてきた。


『オレにとって何が幸せかなんてわかないよ!』


「タクヤの子供生める人と幸せになって欲しい」


『キミとの子供だから欲しいんだ』

「じゃあ避妊をやめるの?」

『オレが本気でキミと生きて行きたいと思っている事を、キミがそれで信じられるのなら』


タクヤはその日から避妊をやめた。

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