男子校に転校?!

「よし!そうと決まれば準備をするか」

そういうとお父様なメイドに「菜々の転入の手続きと服とか大事な物を詰めてくれ。スカートなど女らしい物はココに置いておいてくれ」

そうお父様がいうとメイドさんは「かしこまりました」そういいお辞儀をすると、テキパキと動きだした。

「じゃあ菜々はこっちにきなさい」

そうお父様に言われ、椅子に腰かけた。

お父様は、「スタイリストさん来てくれないか」そういうと、色々な器具を持って来た女性がきた。

「では、先ほどご確認させて頂いた通りにします」

そういうと、スタイリストさんは、私の髪に触れ、ハサミをだした。

は、、ハサミ?!

ビックリしている私をよそに、チョキチョキと音を鳴らし、私の自慢の綺麗な髪を切った。


ー5分後ー

髪も綺麗に洗ってもらい、鏡で確認すると、まるで男の子みたいだった。

「髪を長くした時用に変に弄っていないので、綺麗になりますよ」

そういいスタイリストさんは微笑んだ。

いや。美容師の方が良かったんじゃ、、

「旦那様、準備が整いました」

そうメイドさんの声が聞こえ「菜々、お前は男だ。女じゃない。わかったか?」ときつめの声で言われた。

少し怖くなって「わかりました」というとお父様はニヤリと笑った。

車に乗り込み、今から一年間だけ、学校にいくことになった。

お父様に泣く泣くのお別れをすると、お父様の友人の理事長にこういわれた。

「さっきの君のお父さんの事なんだけどね?君は女の子だろ?でも、いま、から行く学校は男子校なんだよ。だから、絶対にばれてはいけないんだ。先生達には私からつたえておくが、生徒には一切バレないように頑張ってくれ」

そういわれた。

聞いた瞬間顔が青ざめた。

「いやぁぁあぁぁ!」

車の中の奇声が虚しく響いた。
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