四神の秘宝
「て、てかっ!!あんた、敬語はどうしたのよ!急に俺とか言い出すし。キャラちがくない!?」
「いつまでも生徒会長な訳がないだろ。」
「え?あんた、生徒会長なの?」
「だからなんだ。」
「え、だって、....」
生徒会長は地味ーずな感じの人だったよね??
こ、こんな、い、イケメンじゃ、なかったよね??
「あれは偽の顔だ。一般人には平凡な顔にしか見えない。」
「じゃあ、なんで私には見えてるのよ??」
私は今まで普通に暮らしてきた、平凡な一般人のはすだ。
「お前が平凡じゃないから。目が覚醒しているから。以上。」
無表情で淡々と話すアイツは、相変わらず私の手首を引っ張りながらただっぴろい廊下を歩いている。