Honey♥Bitter
ドキドキドキドキ……
しかも何緊張してんだよ……
しばらくして茉莉は俺の目を真っ直ぐ見つめながら口を開いた
「……も、」
「あー居た居た!
茉莉〜、そろそろ帰るよ」
タイミングがいいのか悪いのか黒木が茉莉に声をかける
「ぁ、うんっ」
すると茉莉はニコッと笑って黒木の方へと行く
そして俺は俺で何故かホッとしていた。
もし、茉莉が頷いてたら俺はどうしてたんだろうな……
逆に………
ピトッ
帰り際にさっき自動販売機で買ったミルクティーを茉莉の頬に当てる
「冷ッ……」
「やる。」
「ありがとぅ……」
「優しいな〜(笑)」
ニヤニヤしながら冷やかしてくる直樹を横目に俺は『そんなんじゃねぇよ…』と言い返す