だって好きだから(短編)






「最後に一回だけ…ね……?」






恥ずかしそうにでもいたずらの成功した子供のように笑う彼女




不意打ちすぎるそのキスに
うれしいような納得いかないような
よくわからない気持ちにされ


思わず脱力してその場にしゃがみこんでしまった





「優くんー!もう一回ゲームしよ!」






当の本人はいつもの調子に戻って
いつものゲームの定位置につく








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