甘い時 〜囚われた心〜
「それでは今夜の主役である、西條商事社長・西條崇君、我が姪・雛子に登場してもらいましょう」
晋也の手の先、ステージの端から2人が出てきた。
20代後半ぐらいの少しコロッとした男性と雛子。
雛子は会場中が息を飲むほど美しかった。
純白の白いドレス
長い黒髪は横に流され花で飾られている。
白い肌にダイヤで作られた豪華なネックレスが煌めいていた。
少し化粧もしているのだろう。
いつもより大人っぽく見える。
久しぶりに見る雛子に懐かしさと愛しさと沢山の感情が沸き上がってきた。
ステージ上の雛子は、綺麗な顔をニコリともせず、無表情のまま。
西條の挨拶の後、雛子にマイクが渡された。
「今日は私の婚約披露のため、お忙しい中お時間を作っていただき、ありがとうございます。少しで…も……」
ステージの上から雛子は、桜華を見つけてしまった。
喋るのを忘れ、時間が止まったようになる。
「雛子ちゃん?」
西條の声に、我に帰るが目は桜華を見つめたまま、挨拶を終えた。
挨拶を終えた後、ステージの裏に逃げるように入っていった。
晋也の手の先、ステージの端から2人が出てきた。
20代後半ぐらいの少しコロッとした男性と雛子。
雛子は会場中が息を飲むほど美しかった。
純白の白いドレス
長い黒髪は横に流され花で飾られている。
白い肌にダイヤで作られた豪華なネックレスが煌めいていた。
少し化粧もしているのだろう。
いつもより大人っぽく見える。
久しぶりに見る雛子に懐かしさと愛しさと沢山の感情が沸き上がってきた。
ステージ上の雛子は、綺麗な顔をニコリともせず、無表情のまま。
西條の挨拶の後、雛子にマイクが渡された。
「今日は私の婚約披露のため、お忙しい中お時間を作っていただき、ありがとうございます。少しで…も……」
ステージの上から雛子は、桜華を見つけてしまった。
喋るのを忘れ、時間が止まったようになる。
「雛子ちゃん?」
西條の声に、我に帰るが目は桜華を見つめたまま、挨拶を終えた。
挨拶を終えた後、ステージの裏に逃げるように入っていった。