甘い時 〜囚われた心〜
愛の形
鈴音が連絡し、まだ残っていた鈴音の父が雛子を見てくれることになった。

巨大な病院の診察室に雛子・鈴音・鈴音の父の三人と、看護師が一名。

「具合が悪いのはいつから?」

白衣に身を包んだ鈴音の父【智則 トモノリ】が雛子の心音などを確認しながら聞いた。

「ここの所ずっとです…体もダルくて…」

「そう…じゃ、ちょっと尿検査してみようか」

そう言われ看護師に付き添われて、診察室から出ていった。
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