無垢な瞳
コウの母は僕らを通りまで見送った。

にっこり笑って手を振る姿は、「大丈夫よ、しっかり生きなさい」と言っているようだった。

僕らは心なしか胸を張っているような気がした。




今の自分が自分なんだ。

恐れることはない。

すべてを認めて生きればいい。


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