無垢な瞳

3

目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。

僕は緊張しているのだろう。

昨夜も今日のことを考えてなかなか眠りにつけなかった。

身支度をして台所に行ったが、母さんはまだ眠っているみたいだった。

暗い自分の寝室からまだ出てきていない。

僕は母の分と二人分の簡単な朝食を用意した。

僕が台所に立つ姿も板についたな。

初めの頃はおっかなびっくり扱っていたフライパンにもずい分なれた。

僕は手早く朝食を用意した。

ハムエッグと野菜ジュースとトースト。

台所でフライパンを洗いながら、ハムエッグを口に押し込んだ。

母さんの分はラップをかけてメモ書きをを添えた。
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