無垢な瞳
「アキ‥‥」
ケンは手紙を握り締めた。
「おまえずるいよ、そういうやり方。俺、おまえのこと絶対忘れられないじゃないか」
ケンはベッドに突っ伏して、声を殺して泣いた。
雪が本格的に降り出した。
ケンをあやすように、歌うように、雪は降り続く。
ケンは手紙を握り締めた。
「おまえずるいよ、そういうやり方。俺、おまえのこと絶対忘れられないじゃないか」
ケンはベッドに突っ伏して、声を殺して泣いた。
雪が本格的に降り出した。
ケンをあやすように、歌うように、雪は降り続く。