無垢な瞳
コウの母はそのメモを取り出してテーブルの上に置いた。
『起床、身支度、朝食、はみがき、学校、おやつ、ピアノ、夕食、テレビ、風呂、歯磨き、就寝』
「これってコウのスケジュール?」
「そうよ。終わったものには自分で×をつけて確認するの」
「これが毎日あるんですか?」
「うん。これがあるとずいぶん生活しやすいのよ。コウ自身も見通しが立って安心できるし」
「シナリオをこういうふうに構造化してくれたらいちばんわかりやすいと思うんだけど‥‥。でもアキちゃんも忙しいから無理しないでね」
コウの母が心配そうにアキを見つめた。
「おばさん、大丈夫。いざというときはケンもいるし。二人でやればなんとかできると思う」
「そうだよ、おばさん。僕はできるだけコウがやりやすいようにしたいんだ」
話を聞きに来てよかった。
構造化についてなんとなくわかったし、アキと知恵を出し合えばなんとかクリアできるかもしれない。
『起床、身支度、朝食、はみがき、学校、おやつ、ピアノ、夕食、テレビ、風呂、歯磨き、就寝』
「これってコウのスケジュール?」
「そうよ。終わったものには自分で×をつけて確認するの」
「これが毎日あるんですか?」
「うん。これがあるとずいぶん生活しやすいのよ。コウ自身も見通しが立って安心できるし」
「シナリオをこういうふうに構造化してくれたらいちばんわかりやすいと思うんだけど‥‥。でもアキちゃんも忙しいから無理しないでね」
コウの母が心配そうにアキを見つめた。
「おばさん、大丈夫。いざというときはケンもいるし。二人でやればなんとかできると思う」
「そうだよ、おばさん。僕はできるだけコウがやりやすいようにしたいんだ」
話を聞きに来てよかった。
構造化についてなんとなくわかったし、アキと知恵を出し合えばなんとかクリアできるかもしれない。