私売られました
みきは今すぐにでも怒りたかったが、気持ちを抑えて聞いてみた。

「りんかちゃん…?あのさ。ここになんで連れて来られたの?」

あの男の目的は何なのか。聞きたかったのだ

「はぁ?それはみきって奴の代わりに……あぁっ!ねぇっっ⁉︎あなたみきっていったわよね?!」

「え…はい。」

「はぁぁっ!ほんっとあり得ない…ふざけんな…お前ユウヤとなにがあったの?お前のせいで私は…私は…ぅっ…」

「え…?ユウヤって誰?りんかちゃん泣かないで…よくわかんないけど…ごめんなさい。」

「よくわかんないってなによ?!
あんたのせいでどれだけ私がひどいめにあったのか…」

「私何にも知らないよ?!りんかちゃん目からまだ出血してるよ…首からも……
ッッ!!」

よく見るとりんかの身体はあざだらけだった。顔は私とよく似てるし。何が何だかさっぱりみきにはわからなかった

「誰のせいでこーなったんだと思ってんだぁぁっ!死ねっシネシネシネシネ」

「ごめんなさい。でも私本当にわからないです」

「言い訳すんなっ!」

「本当ですよ?!りんかちゃんひどくないですか?」

「うるさいっ!お前のせいで私はどれほど嫌な目にあったと思ってんだっ!死ね」

「本当になにがあったんですか…」

ガチャッ

「「!!!」」

いきなりドアが空いた。
二人はびっくりして、目を丸くしてドアの方を見つめた。
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