私売られました
私は恐ろしいながらもなんとかか細い声がでた。

「…ぁの…何故私を買ったのですか?」

それは私が一番聞きたかったことだ。

1000万も出して、私を何故買ったのか…
そして…何故……

母親はワタシヲウッタノカ…

「ミキチャン。初めまして僕はミキチャンをマッテタヨ。やっと…

テニイレタ 」



…え?

手に入れたって聞こえたんだけど…聞き間違いかな?

「あの…私の質問に答えてはくれませんか?」

私は勇気を振り絞ってもう一度言ってみた。

すると男はこちらにゆっくりと近づいてきた

「ミキチャン…こっち向いて顔を見せてよ」

目が笑ってないのに。口は笑ってる。

あまりの不気味さに私はベッドの上で壁の隅っこに寄り添うようにして、少しでも距離を伸ばそうとした。

男がゆっくりと近づいてくると少女が苦しそうに男のスピードに合わせながらピッタリ隣を歩ってくる

私は怖くなり全身を震わせて壁にピッタリと寄り添った
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