幼なじみはクールボーイ
「あのさ〜、今十分にうるさいんだけど」

「悠のせいよっ!」

私は膨れっ面でそう言うと前を向いた。

「あ、桐乃。よろしく」

「坂野君、よろしくね!」

隣になったのは坂野洸(さかのこう)君。

爽やかな笑みが眩しい。

「お、相沢。よろしくな」

「ああ。隣うるさいと思うけど頑張れ」

「もうーー!」

そうして席替えは無事終わった。
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