幼なじみはクールボーイ
それから数日後。

「桐乃ってさ〜相沢と付き合ってんの?」

いきなりこんなことを聞いてきた佐藤君。

「なななななんで!?」

お、思いっきり動揺してしまった。

「…別に?付き合ってんの?」

う…

そうだったらいいけどねぇ?

「…付き合ってないよ」

「…へえ…」

佐藤君はそう言うと頬杖をついて私を見る。

「うーん、見てるなぁ」

そう言って後ろの席にチラッと視線を送る。

「え?」

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