幼なじみはクールボーイ
智美は保健室でもう少ししてから帰る、と言ったので、

私は1人悠の家への道を歩く。

悠は…多分部活。

頑張ってるんだろうなぁ…

そんなことを思っているとトントン、と肩を叩かれる。

振り返ると…

「い、伊吹…」

「美緒、なんか久しぶりだね」

伊吹だった。

「今悠の家に泊まってるんでしょ?にしても帰るの遅いね」

「うん、一週間お世話になるの。
遅いって、伊吹こそ…」

「僕は委員会」

「そっか〜…」

そう言いながら智美のことを考える。
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