幼なじみはクールボーイ
用はそれだけだけど…

「お前なんで泣いてんの?」

話せよ、なんで泣いてんのか。

…なんで佐藤に慰められてたか。

「べ、別に…」

別に?

「泣いてんのになんもないってことねぇだろ」

「な、なんにもないのっ! 」

…俺には話せねぇってか?

佐藤には慰められといて…

「…っ…悠!?」

俺は衝動に駆られてベットに座っていた美緒を押し倒した。

「…言えよ。なんで泣いてんの?」

「悠っ…なに、して…」

「…お前こそなんで言わねぇの?
…佐藤には言ったくせに」

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