幼なじみはクールボーイ
「知らないっ!あいつのせいで不機嫌なんだから!」

不意に悠が足を止める。

「なんだって?」

「だーかーらー!あいつのせいでイライラしてるの!ほんっとムカつく!家で話すから今は黙ってて!」」

私は足を進めながら口をきゅっと結んだ。

家に帰ると誰もいなかった。

「で、お前…なんかされたわけ?」

どこかいつもと違う悠の声。

「ど、どうしたの、悠…」

「どうもしてない」

「えーなんか口調が…」
< 46 / 439 >

この作品をシェア

pagetop